不可能と言われた、人工タンパク質繊維の大量生産に挑む!Spiberの技術力と誕生秘話から、日本の「深く掘り下げる力」に注目します。
こんにちは、TJRIファシリテーターのガンタトーンです。今回ご紹介する「すごい日本企業」は、人工タンパク質繊維の大量生産に挑み、2021年にタイに製造拠点を立ち上げた「Spiber (Thailand) Ltd.」です。
2007年、日本でトップクラスの大学の、とある研究室で生まれたSpiberは、2013年に世界初の合成タンパク質繊維「QMONOS」の量産化に成功しました。その後、トヨタ自動車のTier1である小島プレス工業株式会社との共同出資会社「Xpiber」設立し、2015年には「THE NORTH FACE」のブランド展開を行うゴールドウインと事業提携し、30億円の出資を受け入れています。また、これまでに経済産業省の産業技術研究開発プロジェクト、内閣府の革新的研究開発推進プログラム(ImPACT)等に採択され、2018年6月には経済産業省のJ-Startupプログラムにも選定されており、日本発のスタートアップ企業として注目の会社なのです。
今回の “Open Innovation Talk” では、Spiberが生み出した人工タンパク質繊維の秘密とその誕生秘話から、日本の「深く掘り下げる力」について探っていきたいと思います。
Seminar Details
Open Innovation Talk EP.001 | Spiber (Thailand) Ltd.
2021年6月24日(木)10:30 – 12:00
参加費:無料
配信:ZOOMを使ったオンラインLIVE配信
言語:タイ語
司会:ガンタトーン・ワンナワス|mediator co., ltd. CEO
主催:Thai – Japanese Investment Research Institute: TJRI(日本企業研究所)
Guest Speaker
Mr. Keisuke Morita
Director, Spiber (Thailand) Ltd. [WEB]
1988年生まれ、大阪府出身。慶應義塾大学総合政策学部卒業後、2012年3月にSpiber入社。知財、研究開発などの業務を経験後、19年6月より現職。
Agenda
1. TJRIのご紹介
2. \プレスリリース早読み/日本の最新テクノロジーをご紹介
3. ゲストトーク
- ここがすごい!人工タンパク質繊維の大量生産に挑む、Spiberの技術力に迫る。
- 人工クモ糸誕生は大学の研究室?2007年顕微鏡で見えた小さな糸くずが、2020年日・タイを紡ぐ。
- 持続可能な社会のために、Spiberが歩む、1年後、5年後、10年後。
4. Q&A
本セミナーレポートはこちらからお読みいただけます。
産業の高度化を目指して、次々に政策を打ち出すタイ政府ですが、タイ側の企業も日本を含む外資系の企業も厳しい競争下に置かれています。これまでの産業構造が変わろうとしている近年において、日本企業とタイ企業はこれまで以上に強い連携(資本共有、人的・人脈共有、ノウハウ共有等)が必要と感じています。私たちTJRIは、今後益々求められてくる日タイ連携強化に向けて、タイ企業と日本企業をつなげ、両者にメリットのあるビジネスをつくりだすことを目的に、タイで活動する日本企業と日本企業との協業に興味のあるタイ企業を紹介するオンラインセミナー “Open Innovation Talk” を運営しております。